"the best Celtic guitarist in the world"
Tony McManus Japan Tour 2008
(July 17th-21st, 2008)

たくさんのご来場、ありがとうございました


 スコットランド出身のアコースティック・ギタリスト、トニー・マクマナスの初来日ツアー、各会場大盛況で無事終了することが出来ました。トニーの素晴らしい音楽性、卓越した実力は、以前からステファン・グロスマン、ジョン・レンボーン、ダック・ベイカーらから何度も聞かされていましたが、実際そのプレイを目の当たりにして私自身とても感銘を受けました。“世界一のケルティック・ギタリスト”と彼のことをかのジョン・レンボーンが称したのですが、それが紛れもない事実だと心から実感することが出来ました。あるときはアイリッシュ・フィドル、またある時はバグパイプ、あるいはアイリッシュ・ハープのように、アコースティック・ギターのサウンドを何の無理もなく自由自在にコントロールする彼のパフォーマンスは、長い歴史と膨大なレパートリーを誇るケルティック・ミュージックが本当に体に染み込んでいるがごとしでした。テクニックだけではない何かを感じさせるプレイでした。

 もちろん、そのテクニックたるや今日のフィンガーピッキング界の最高レベルであることに間違いなく、右手の親指のダウンアップによる装飾トリプレット、左手のタッピングやプリング・オフでのベースを伴った人工ハーモニックス・メロディ、ブルーグラス・プレイヤーも顔負けのフラットピッキングによるソロ…など、ギター・プレイヤー垂涎の超絶技巧も盛りだくさんのステージでした。メインのメルヴィル・ギターとともに持参したリンダ・マンザのシタール・ギターの印象的なサウンドに驚かれた方も多かったでしょう。

 現在彼はカナダに住んでいます。気候的には寒い地域ですので、日本のこの暑さは大丈夫かなと少し心配したのですが、日本に来る直前にゲスト参加していたチェット・アトキンス・コンベンションの開催地ナッシュヴィルの蒸し暑さは半端じゃなかったそうで、全然問題ないとのことでした。考えてみれば、彼は世界中ツアーしているわけですから、どんな環境でもベストなプレイができるリアル・プロフェッショナルなのです。トニーは今回の初来日をとても楽しみにしていてくれ、そしてまた実際にこのツアーを存分に楽しんでくれて、私もとてもうれしく思っています。このツアーで彼の音楽と人柄に直接接した方は、きっとまた彼に会いたい気持ちを持たれたことでしょう。それほど素晴らしいミュージシャンであり、ナイスガイでした。

 ご来場くださった皆さま、応援してくださった関係者の皆さま、今回のツアーでも本当にお世話になりありがとうございました! 今後ともどうぞよろしくお願いします。

2008年7月  TABギタースクール 打田十紀夫

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●写真撮影:吉澤一実氏(Back In Town・Thumbs Up)、WonderTone 末次宏氏(May Theater・Tokuzo)


Page 1・・・July 16th, day off in Tokyo (five photos)

Page 2・・・July 17th, at BACK IN TOWN in Tokyo (four photos)

Page 3・・・July 18th, at THUMBS UP in Yokohama (four photos)

Page 4・・・July 19th, at MAY THEATER in Osaka (nine photos)

Page 5・・・July 20th, at TOKUZO in Nagoya (six photos)

Page 6・・・July 21st, back to Tokyo, at BACK IN TOWN in Tokyo (eight photos)

Page 7・・・July 22nd, day off in Tokyo (four photos)


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