■ブラインド・ブレイクは、1920年代におけるNo.1ラグタイム・ブルース・ギタリストだった。彼は、1900年代初頭にポピュラーだったオルタネイティング・ベース・スタイルを発展させ、ニューオーリンズやシカゴのジャズ・バンドに端を発する流行りのダンスや、より複雑なブルースのアイディアまでを取り入れた。そのプレイは、チャールストンのダンス・ステップのフィーリングを思わせる、ユニークな右手親指のロールをフィーチャーしたものだった。レヴァランド・ゲイリー・デイヴィスは、そのプレイを賞賛し、ブレイクの右手はまさに“スポーティン(sportin')”だと言っていたものである。ブラインド・ブレイクは、幾世代にもわたってカントリー・ブルース・ギタリスト達に影響を与え続けているが、誰もその域に到達できていない。このユニークなビデオ・レッスンでは、この伝説的なギタリストのアイディア、テクニック、スタイルをウッディ・マンが深く探究する。
【レッスン曲】ブラック・ドッグ・ブルース、ディディ・ワ・ディディ、チャンプ・マン・ブルース、ポリース・ドッグ・ブルース、ザット・ウィル・ネヴァー・ハプン・ノー・モア、ブラインド・アーサーズ・ブレイクダウン
■ビッグ・ビル・ブルーンジーは、1927年から亡くなる1958年に至るまでの長いレコーディング・キャリアを誇る歴史的なブルースマンだ。そのレパートリーは、ソロ、デュエット、アンサンブルと多岐にわたって録音として残されている。彼は、1950年代初期に“フォーク・リバイバル”が始まると同時に再発見された。ラグタイム&カントリー・ブルース・ギターの達人であるビッグ・ビルのプレイは、躍動感あふれる強力なベースとメロディックなリード・ラインを組み合わせた特徴的なものだった。このビデオでは、そんなビッグ・ビルのテクニックとスタイルを、ウッディ・マンがじっくりと解説する。ビッグ・ビルの1950年代の貴重な映像も盛り込まれたエキサイティングな教則ビデオだ。
【レッスン曲】ロング・トール・ママ、サタデイ・ナイト・ラブ、モッパーズ・ブルース、ヘイ・ヘイ、ピッグ・ミート・ストラット、ブラウンスキン・シャッフル、ウォリード・マン・ブルース、ミシシッピ・リバー・ブルース、ウォリイング・ユー・オフ・マイ・マインド、ハウ・ユー・ワント・イット・ダン