小松原俊さんとは古くから知り合いですが、一緒にライヴをするのはこれが初めてでした。“日本一美しいギターを弾く”と定評のある彼の使用ギターは、アーヴィン・ソモギー氏の製作によるご存じ“ソモギー・ギター”。手工ギターの最高峰の呼び声の高い完成されたギターです。片や私は、愛すべき庶民派国産ブランド“モーリス・ギター”のフィンガーピッキング向けニュー・モデル(S-120)を使用しました。そんなところから、一部のファンの間では“モーリスvsソモギー”と噂された、注目のジョイント・ライヴとなりました。
初のジョイントということもあって、非常に刺激的であり、また楽しい一日でした。私がブルース・タッチのインストをメインに弾けば、小松原さんも心が洗われるような美しい音楽を奏でてくれました。最後に、チェット・アトキンスとマール・トラヴィスでお馴染みの「I'll See You In My Dreams」と私のオリジナル曲「See You Soon」を一緒に演奏しましたが、ほとんど合わせて練習していないにもかかわらず、バッチリの出来だったと思います。アコースティック・ギターって、なんて表現力のある楽器なんだろうとつくづく感じさせてくれたライヴでした。また、一緒にやれたらと思っています。
TABギタースクール 打田十紀夫
写真1…打田のソロステージ(その1)
写真2…打田のソロステージ(その2)
写真3…打田のソロステージ(その3)
写真4…小松原のソロステージ(その1)
写真5…小松原のソロステージ(その2)
写真6…小松原のソロステージ(その3)
写真7…打田&小松原(その1)
写真8…打田&小松原(その2)